9月10日(土)に東京商工会議所・和裁検定試験が開催されました。
この検定試験は東京商工会議所が主催する各種検定試験の一つで、今年
で59回目を迎える伝統ある検定試験の一つです。
本校は指定会場の一つになっていますので、本校の生徒達は1級を除き
受検者全員が本校で受検することができます。
今年初めて受験するきもの芸術科、きもの技術科の1年生はまず4級
からの受検となります。
4級は筆記試験に加え、浴衣を制限時間内に縫い上げることが課題と
なります。
和裁検定は1年生にとって入学してから初めてぶつかる乗り越えなけ
ればいけない大きな壁の一つです。全員真剣な面持ちで一心不乱に手
を動かしています。
こちらは2級・3級の試験会場です。2,3級は筆記試験に加えて部
分縫いと袷のきものを制限時間内に縫うという実技試験があります。
2,3級の試験は朝9時から始まり、夕方5時近くにようやく全ての
試験科目が終了するという長丁場の試験です。
おそらく日本で一番試験時間が長い検定試験なのではないでしょうか。
当日受検した生徒の皆さまお疲れ様でした。
東商の和裁検定1級、2級を持っている方がいわゆる「プロの和裁士」
と呼ばれています。プロの和裁士の方々は皆東商和裁検定の1、2級か
厚生労働省の和裁検定1級を持っています。
4級、3級はその足掛かりとなる基礎課程の受検となります。
本校ではきもの技術科、きもの芸術科で4級、3級の合格を目標とし、
きものプロ科で2級、1級の合格を目指します。
良い結果が届くことを教職員一同心より願っております。
専門課程の生徒さん達にとって次の大きな試験は、11月に開催される
きものの知識を問う全日本きもの振興会主催の「きもの文化検定」です。
こちらもぜひ皆さん良い結果がでるよう頑張っていただきたいと思って
おります。