3月16日は本校の卒業式・認定証授与式でした。当日模様は後日このブログでご紹介いたします。
今回は3月1日~8日に開催した生徒さんの作品展の様子をお伝えいたします。第3弾はきもの芸術科、きもの技術科1年生の作品をご紹介いたします。
それでは早速ご覧いただきましょう。生徒さん達は主に3学期に和裁の授業で制作した袷のきものを出品しています。
※一部作品を衣桁や撞木に掛けて取り直し及び追加で撮影をしています。
まずはきもの芸術科の生徒さん達が初めて仕立てた袷の作品です。
格子(チェック)柄はシンプルですが飽きの来ない模様です。
布を合わせるところもきれいに合ってますね。
こちらの生徒さんは男物単衣も完成しました。お父さんの寸法で仕立てたそうです。
お父さんうらやましいです(笑)
続いての作品はこちらです。これからの季節に相応しい桜色の地色の袷長着です。
裾もきちんと凹凸なく一直線にできていますね。
続いてはこちらの作品です。落ち着いた感じの鶯色の袷長着です。選ぶ生地にも個性が出るのが面白いですね。
袖の部分もきちんとできています。
さて続いてはこちらの作品です。
単衣と比べると袷は格段に難しくなりますが、こちらも丁寧に縫ってありますね。
続いてはこちらの作品です。縞柄の袷長着です。
千筋のような細い縞模様は縫い目や端がきちんと合っていないと無地や大柄のものよりゆがみが目立つので実は難しいのですが、こちらもきちんと線が合ってるのできれいな仕上がりになっていますね。
さて続いてはきもの技術科1年の生徒さんの作品です。
まずはこちらの生徒さんの作品です。遠州木綿の袷です。遠州木綿はポップな柄も多いので、若い人向きのものもたくさんありますね。いい柄のチョイスだと思います。
仕立ても細部までしっかりと仕上げていますね。
こちらの生徒さんは男物の単衣も制作しました。こちらもいい仕立て上がりになりましたね。
さて本日最後の作品です。同じくきもの技術科の生徒さんが制作した一つ身と四つ身です。既製品の浴衣をほどいて子供物の四つ身と一つ身にしたそうです。
思いの外、制作に時間がかかったそうですが、かつてはどこの家庭でも行われていたきものの仕立て替えも改めて習うと今のSDGsの取り組みを日本人ははるか昔からすでに取り入れていたことが分かりますね。
昨年春にほぼ全員が全くの和裁初心者からスタートし、まずは運針練習からはじまり、そこからこつこつと練習を重ねて和裁の知識と技術を身につけて一年が経過しましたが、決して機械ではできない手縫いの良さがよく表れていると思います。
二年生になったらコートや羽織、アンサンブルと更に世界は広がります。二年生になっても引き続きコツコツと努力を重ねていきましょう!期待しています!
次回は2年生とプロ科の作品を中心にご紹介したいと思います。次回もお楽しみに!