以前ブログでお伝えしたきもの芸術科2年の生徒さんの友禅帯が完成しました。
制作途中の様子はこちらからご覧いただけます。
木の葉が舞う中、鹿の角が次第に森の木になる…という幻想的なデザインの名古屋帯です。
帯を結ぶと写真の右の鹿の絵が帯結びのお太鼓の部分に、左の絵の部分が帯を締めた時にちょうど体の正面にくるように配置を考えて染められています。
そして一番最初の写真の下の方に見えていた模様はこのように帯を結んだ形にするときちんと「垂れ」のところにくるようになっています。
素晴らしい作品になりましたね。友禅の先生も発想が面白いとおっしゃっていました。地の色も上品ないい色に仕上がっています。学生時代のいい記念の作品になったのではないでしょうか。
えっ!?本当に1年でこんな作品が作れるようになるの!?という方もいらっしゃると思いますが、正真正銘2年生に進級してから初めて手描き友禅の技法を学んだ生徒さんの作品です。
卒業までにまだまだたくさん素晴らしい作品ができるといいですね。
以前のブログでご紹介した他の2年生の作品もまた近いうちにこのブログでご紹介いたします。
またこの作品は3月20日の生徒作品発表会でも展示する予定です。ぜひ間近で実物をご覧下さい。