寒さが本格的になり、きものを着て外出する時もきものの上から羽織るものが必要な季節になってきました。
今回は夜間部のきものプロ科の生徒さんが制作した被布衿コートをご紹介したいと思います。
それでは早速作品をご覧いただきましょう。
「被布」とは袖の無い羽織の一種で、現在は七五三で3歳の女の子がきものの上から着ているもののイメージがあると思いますが、実は元々は男性の衣装の一つで茶人や俳人、僧侶、医師などが外出時にきものの上から着ていたものがやがて女性も着用するようになり、子供の衣装にも使われるようになったものです。
その被布の衿の形を用いて仕立てたコートが被布衿コートになります。コートの衿はこの他にきもの衿、千代田衿、道行衿、都衿、へちま衿などいろいろな種類があります。
丸みのある衿と飾り紐がポイントですね。
飾り紐も自分で結んで作ったそうです。これもおしゃれポイントになります。
これからの季節に活躍してくれそうな作品ですね。
2学期も残すところあと1か月を切りました。生徒さん達は日々作品の制作に勤しんでいます。また新しい作品ができあがりましたらブログでご紹介したいと思いますのでお楽しみに!