2月6日に本校は針供養の儀を行いました。
針供養とは日頃裁縫で酷使して折れたり曲がったりして使えなくなってしまった針を最後に柔らかい豆腐やこんにゃくに刺して感謝を込めて供養する儀式です。
江戸時代中期になると各地で盛んに行われるようになり、明治時代には針仕事をする「お針子さん」たちが晴れ着を着て針供養を行い、裁縫の上達を祈願する習わしが各地で行われるようになりました。
一般的に関東は2月8日の「事始め」の日に、関西は12月8日の「事納め」の日に行うところが多いようです。本校も毎年2月8日あたりに針供養の儀を行っています。
ここ数年は新型コロナウイルス感染拡大もあり、行事としては豆腐に針を刺す程度に簡略化していたのですが、今年は3年ぶりに金王八幡神社より権禰宜様をお迎えし、教職員、生徒出席の元で針供養の儀を行いました。
生徒さん達も先生方も針に感謝を込めて針を豆腐に刺していきます。
式典が終わると生徒さん達が権禰宜(ごんねぎ)さん達のもとに寄って装束について質問をしたりしていました。やはりきものの学校なので神官装束に興味を持った生徒さんが大勢いたようです。神官装束や袴の色などについてお話をしていただきました。金王八幡神社の神職の皆様お世話になりました。ありがとうございました。
また夜間部でも略式になりましたが同様に針供養を行いました。
裁縫で酷使した針に感謝を込めて最後にやわらかいものに刺していたわり供養するという考えはいかにも物を大切にしてきた日本人らしい考え方ですね。
週末には和裁の国家検定を受検する生徒さんもたくさんいますので、合格を祈願した生徒さんもいたのではないでしょうか。
良い結果が届きますように!
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