今回はきもの芸術科1年生が制作した作品をご紹介いたします。
以前のブログでもご紹介いたしましたが、今年度の生徒の方々にはコロナウイルスの影響でなかなか授業が再開できなかったことから、清水とき学校長が生徒全員に励ましの意味をこめて清水学校長がデザインした浴衣地をプレゼントしましたので同じ柄の浴衣がたくさん仕立て上がってきました。
それでは3人のきもの芸術科1年の生徒さん達が制作した浴衣をご覧下さい。
違いが分かりますでしょうか。和裁は「標準寸法」という基準になる寸法から自分の仕立てる寸法を割り出して裁断していきます。したがって背の高い人は丈が長くなり、背の低い人は丈が短くなります。丈に合わせて身頃や衿の寸法も変わってきます。
これが理解できていれば、自分以外の人のきものや浴衣を仕立てる時にその人から採寸して寸法を割り出せば縫うことができる仕組みになっています。
まずは和裁の基本を浴衣で覚えて、次の袷にステップアップしていきます。ここからが始まりです。どんどん腕を磨いていって下さい!