12月4日(日)に毎年冬に行っている冬期きもの大学を開催いたし
ました。
きもの大学は外部から特別講師をお迎えして染織や色彩、歴史等様々
な角度からきものを取り上げ、知識を深めていただくための講座です。
今回は共立女子大学名誉教授の城一夫先生に「江戸の色彩」について、
服装研究家の黒岩律子先生に「明治・大正の女性のきもの」について
ご講義していただきました。
まず午前の講義では城先生にお話をしていただきました。前回城先生
には平安時代の色彩についてご講義していただきましたが、今回は江
戸を前期、中期、後期に分けて小袖などの基本色から流行色について
当時の世相などをからめて詳しくお話をしていただきました。
午後は黒岩先生に幕末から明治、大正のいろいろな職業や身分の女性
のきものの着方や帯結びについて解説していただきました。
今回の講義では生徒さん達にモデルになっていただきました。協力し
てくれた生徒の皆様ありがとうございました。
それぞれの衣装を説明しながら着付けを行っている黒岩先生
「鳥追い」の女性の衣装について講義中の黒岩先生
こちらは甘酒売りです。
受講生の方々が近くで見やすいように歩いていただきました。
最後はモデルになった生徒さん全員で登場です。普段縫ったり着たり
している着物とは違った衣装の着心地はいかがでしたでしょうか。
皆様ご協力ありがとうございました。
これで今年の大きな学校行事はすべて終了いたしました。再来週末か
ら生徒さん達は冬休みに入ります。