今回はきもの技術科2年の生徒さんが仕立てた袷羽織と単衣をご紹介いたしたいと思います。
早速作品をご覧いただきましょう。
袷の羽織ですが、実は以前ご紹介した同じ生徒さんが仕立てた玉繭紬のきものとアンサンブルになっています。
ちなみにこちらがきものの方です。他の画像をごらんになりたい方はこちらをクリックして下さい。
羽織に戻って細部もご覧いただきましょう。
羽裏（はうら）はこのような模様になっています。着てしまうと隠れてしまう部分ですが、着脱の時など案外見えてしまいますので、表地と調和したものにするのがおしゃれのポイントです。
少し先の話になりますが、秋のアンサンブルを着る季節になるのが楽しみにですね。
それでは続いての作品です。こちらは洋服時を使用した単衣のきものです。
洋服地ときもの地では幅が異なりますので、仕立てる時はまずきもの地と同じ幅になるように布を裁断していきます。
普通のきもの地にはない模様も洋服地ならありますので、人とは違った作品を作りたい時などに洋服地を使って仕立てることもできます。
ティーカップのかわいい模様の生地で仕立てました。
きもの技術科はほぼ毎日和裁の授業がありますので、1年間和裁を習った成果が縫い目にも表れているのではないでしょうか。
次回は生徒さん達が墨流し染の体験で染めた生地を仕立てた作品をご紹介したいと思いますのでお楽しみに！
