6月3日(金)に国立劇場で開催されている歌舞伎鑑賞教室に先生と生
徒さん達で行ってきました。
この鑑賞教室は着物や時代衣裳とも関連の深い伝統芸能を見ることに
よって生徒さん達に伝統芸能に用いられる衣装に関心と知識を持って
もらいたいという趣旨から毎年開催されているものです。
この日は引率の先生方と、専門課程および別科の生徒さん合わせて50
名が午前中の授業を終えた後に国立劇場に向かいました。
まずは中村萬太郎さんによる「歌舞伎のみかた」から始まりました。
萬太郎さんに舞台の仕組みや、鳴り物などの歌舞伎独特の演出方法に
ついて詳しく解説していただきました。
こういったことを理解した上で歌舞伎を見ると、より深く理解できる
のではないでしょうか。
続いて本日の演目です。今年の鑑賞教室の演目は中村橋之助さん主演
の「新皿屋敷月雨傘(二幕三場)」でした。
今年の席は3階正面でした。
専門課程の1年生は初めて生で歌舞伎の舞台を見る生徒さんも多く、
歌舞伎独特の客席からの「成駒屋!」「萬屋!」という威勢のいい
掛け声にびっくりした生徒さんもいたようです。
最後にロビーで集合写真を撮りました。
本校では授業の一環としてこのような伝統芸能の鑑賞教室を通じて着物
とも関係の深い和の文化を実際に自分の目で見ることにより、更に着物
に興味を持ってもらえるような機会を毎年つくっています。