今週末で本校の専門課程は一学期が終了し、夏休みに入ります。
別科（和裁専科、着装専科など）の方は引き続きお盆休みまで授業がありますので、学校見学、授業見学は随時可能です。見学ご希望の方は希望日の前日までに電話かメールにてご連絡ください。
さてこちらは染色室です。夏休みを前に生徒さん達の制作活動も急ピッチで進んでいます。
右は八掛（はっかけ＝裾回し）の染めの練習材料、左は引き染めの練習材料です。右の布についている棒のようなものは「伸子（しんし）」と言って布を染める時に布がたるまないようにピンと張るための道具です。棒の両端に細い針が付いていて、この針で布の端をひっかけて布を張った状態にします。
きもの地や帯地を染める時はこのように一反の長い布を使用するので、専用の教室で作業を行います。
こちらは友禅染の作品です。これは文様を描いた部分に糊を置いて防染しているところです。
これは防染して地の色を染めたところです。この後、糊を洗い落として作品の完成となります。
反対側からみるとこのように文様が描かれていることが分かります。
絞り染めや友禅染めが習える別科の染織工芸講座は毎月入学が可能です。専門課程の「きもの芸術科」に入学するとカリキュラムの中に染色の授業があります。あなたも本校で自分だけのオリジナル作品を作ってみませんか。
