3学期が始まりました。卒業生にとっていよいよ最後の学期となります。2年前の4月に入学した生徒さん達が日々努力を重ね、徐々にきものを縫えるようになり、着付けができるようになり、染色の作品が出来上がっていく過程を見ていると「人は日々成長する」ということを実感できます。
本日はきもの芸術科2年の生徒さんが仕立てた袷のきものをご紹介いたします。
この袷のきものは卒業式に着るためのものだそうです。卒業式に着るきものや袴を自分で仕立てることができるのが本校の特徴です。
裏の剣先もきれいに仕上がっていますね。
卒業式用のきものや袴が完成してくると、よくぞここまでという感動もありますが、それは喜ばしいことであると同時にその生徒さんが卒業が近いということですので、毎年この季節は一抹の寂しさを感じる季節でもあります。
卒業式で晴れがましく自分の仕立てたきもので卒業証書を受け取るまであと約2か月。生徒さん達には最後まできものの制作技術の習得に邁進していただきたいと思っています。