11月12日(土)に明治神宮にて毎年恒例の「七五三服装調査」を
行いました。
これは本校が戦後間もなくから毎年この時期に行っている服装調査で
七五三の服装の変遷を通して社会の状況や世相の移り変わりが子供の
服装にどのような影響を与えているかを調査し、その結果をメディア
や学術界に発表、公開し、七五三の意義などを考えていただく材料や
調査研究の対象としてご提供しています。
和装と洋装の比率が変わったり、日本に赴任、滞在している外国人の
七五三行事参加者の増加、衣装も購入からレンタルきものの利用者が
増加するなど、長期的に見ても興味深い調査になっていますので、大
学など学術研究者の方々からもお問い合わせをいただくこともありま
す。
調査場所の明治神宮・二の鳥居付近
調査を行う本校の講師と生徒さん達
今年も大勢のご家族の方々にご協力いただきました。調査にご協力い
ただきました皆様に心より御礼申し上げます
清水学校長もかわいい子供たちの様子に目を細めながら毎年調査に参
加しています。
生徒の皆様も寒い中ご苦労様でした。
またその調査結果はすぐにまとめられ、本日14日の午後からサンケ
イリビング新聞社、岐阜新聞社などマスコミ4社をお招きして調査結
果の記者会見が行われました。
会見には生徒さん達にも出席していただき、調査をした感想や自分が
七五三の衣装を着た時の話などを述べていただきました。
今年の調査では例年通りの傾向としては化繊のレンタル衣装が増えて
いること、5歳男児の袴の流行は金襴の袴から縞袴に移ったこと、母
親のきものは訪問着か付け下げで定着したこと、その他わずかではあ
るが祖母のきものを解いて仕立てた衣装があったことなどが調査結果
として発表されました。
当日撮影した写真はしばらく本校の1Fにて展示公開しています。興
味のある方はぜひ「きもの芸術館」見学と合わせてご来校下さい。