専門課程の和裁カリキュラムもきもの技術科は子供物の一つ身に
きもの芸術科は男物の単衣(ゆかた)が仕立て上がり始めました。
今日はきもの芸術科の生徒さん達が作成した男物の単衣(ゆかた)と
きもの技術科の生徒さんが制作した一つ身をご紹介いたします。
まずはきもの技術科の生徒さん達の作品をご紹介いたします。縞の粋
な柄の単衣です。
袖の仕立てや衿付けなどもだんだん慣れてきたようですね。
こちらはたて縞にの男物です。
よく見ると縞の部分が霰(あられ)小紋のように染められているのが
分かりますね。縞と縞の間は蔓草文様になっています。
裏もきれいに仕上げています。
次は三升と歌舞伎の隈取(くまどり)を柄にした男物です。
三升(みます)は初代団十郎が父とその友人からが初舞台の際に三つ
の升を送られたことに由来すると言われ、今でも歴代市川団十郎の用
いる文様の一つになっています。
この隈取の文様は「剥身隈(むきみぐま)」と言ってこちらも市川宗
家の役に登場する文様です。
縫い目もそろってきました。衿付けもまとまっていますね。
その他の作品も含めて男物を制作した生徒さん達と一緒に。
次はきもの技術科の生徒さんの作成した子供の一つ身です。
成人用のきものとは仕立て方も異なりますので、裁断や縫製も
戸惑うこともあったかもしれませんが、よくできています。
こちらも制作した生徒さんと一緒に。
こちらはもう一人の生徒さんの仕立てた一つ身です。
一つ身が終わると今度は同じ子供物の四つ身にとりかかります。
次回の作品紹介のブログではそちらもご紹介したいと思います。