専門課程の年内の授業も今週末で終わりです。土曜日からは生徒さん達にとってお待ちかねの冬休みとなります。
二学期修了を間近に控えて次々と作品が完成していますので、ご紹介していきたいと思います。
本日最初の作品は染色の授業で自分で染めて和裁の時間で仕立てて完成させた名古屋帯です。
それでは早速作品をご覧いただきましょう。

太鼓柄の部分が「唐獅子牡丹文様」になっています。シブいですね。

唐獅子牡丹は能の演目の一つ「石橋(しゃっきょう)」に由来するもので、菩薩に仕える獅子が牡丹にたわむれながら舞うシーンをモチーフにしたものです。
画像では少し見えにくいのですが、帯の前柄はこのようになっています。家紋にも用いられる「三つ雲巴」ですね。

同じ生徒さんはこちらの作品も制作しました。

以前に仕立てた振袖の八掛の部分に手毬の文様を描き加えて金彩をほどこしました。
こちらが以前仕立てた振袖です。この振袖の裾裏にこの文様があります。

昔の着物は裾裏まできちんと文様が入れてあるものが多かったのですが、最近のきものは裏の部分の文様を略しているものが大半です。でもこのように裾裏に文様があると歩いている時や風などで裾がちらりとめくれた時にこの文様が見えるという仕組みになっています。このように普段は見えないところにも仕掛けがあるのも「きもののおしゃれ」ですね。

明日はきもの技術科の生徒さん達の作品をご紹介したいと思いますのでお楽しみに!
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