今週から専門課程は夏休みに入りました。学校は久しぶりに静かな一日を迎えています。
本日も専門課程の生徒さん達が仕立てた作品のご紹介をしたいと思います。今回はきもの芸術科1年の生徒さん達が一学期に仕立てた作品です。
1年生の作品をご紹介する時はいつもは一番仕立てる枚数の多い女物の浴衣をご覧いただくことが多いのですが、今回は男物と子供物をご紹介したいと思います。
それでは早速最初の作品です。女児用の単衣の四つ身です。
かわいい柄ですが、実はこれきもの地ではなく洋服地なんです。きもの地でなくても洋服地を四つ身用に裁断して仕立てれば、このように仕立てることが可能です。大人用のきものや羽織なども仕立てることができます。
袖はお子さんが動きやすいように筒袖になっています。色柄も夏らしいものを選んだのですね。
こちらの作品を仕立てた生徒さんに聞くと、お姉さんのお子さん用に仕立てたそうです。お姉さんもお子さんもさぞかし大喜びするでしょうね!
それでは続いての作品です。こちらは初めて仕立てた男物の浴衣です。こうしてみるとやはり男物は幅がありますね。
本校では1年生で女物浴衣から始まり男物、子供物(四つ身、一つ身)を習います。身八つ口の有無などそれぞれで仕立て方が異なりますので、その違いを含めて学んでいきます。
合わせ目もばっちり合ってますね。
※照明の関係で色が違って見えますが同じ作品です。ご了承下さい。
この浴衣はプレゼント用だそうですが、手縫いの浴衣をもらえるなんて幸せだと思いませんか!