手描き友禅の名古屋帯を制作中のきもの芸術科の生徒さんの作品です。文様のデザインも地色も全て自分で決めて作っています。
作業は地色を染めたところまで進んでいます。
目にも鮮やかな暁色です。反物に刷毛で色をつける引き染めも全て自分で作業を行います。
友禅染めは文様を描いた部分を糊伏せし、色が移らないようにしてから地の色を染めていきます。
これが糊伏せで文様を保護している部分のアップです。この糊も自分で作ります。
地色の染めは表面だけ行うので、裏側にあたる反対側から見るとこのように文様を見ることができます。この生徒さんは「雪輪」の中に服につける「ボタン」を面白くデザインして文様にしています。素敵な帯になりそうですね。
あとは糊を洗い落として細かい部分を修正して仕立てると完成です。帯を結んだ時の仕上がりが楽しみですね。
あなたも本校で世界でただ一つの自分だけのオリジナルデザインの帯を作ってみませんか。
平成26年度専門課程はただいま願書受付中です。別科の手描き友禅コースは毎月入学が可能です。
皆様のご入学をお待ちしております。