今回はきもの芸術科、きもの技術科を卒業した人が更に上級の技術を学ぶために進級する「きものプロ科」の生徒さんの作品をご紹介します。
きものプロ科1年生の生徒さんが作った「被布」です。
被布はきものの上に着る上着の一種で、もともとは江戸時代後期に茶人や俳人などの風流を好む男性や僧侶、医師が着ていたものですが、現在では七五三で三歳の女の子が着る袖無し羽織が一般的です。
七五三のシーズンになると子供用のきものに被布を着たかわいい女の子をよく見かけますよね。
被布は打ち合わせ部分に絹紐の菊結びの飾りがつきますが、この作品は共布の裏を利用して作った花飾りをつけています。
プロ科に進級すると、この他コートや振袖、留袖、花嫁衣裳(2分の1)などを制作します。
またきもの芸術科、きもの技術科在籍時に東京商工会議所和裁検定4級、3級に合格した生徒さんはプロ科でいよいよ「プロ和裁士」と呼ばれる人たちが所持する2級、1級に挑戦します。
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