1年生は今いろいろと基礎を勉強中ですが、2年生は1年生の終わり頃からとりかかっていた作品が完成しています。
これは「古渡」というきもの地を使ってファッション科の2年生が作成したワンピースです。これからの季節にピッタリのデザインですね。
古渡(こわたり)とは主に室町時代から江戸時代にかけてインドなどの国から日本に伝来した織物や陶磁器などを指す総称で、きもの地では古渡更紗や古渡唐桟が有名です。現在では当時のものに加えて、当時の文様や風合いを思わせるような生地(主に木綿地)も古渡と呼んでいます。
こちらは羅の夏帯を利用したバッグです。これは中に入れる巾着袋とセットになっているタイプです。
同じ帯地を使用して、文様の方向やバッグの形状を少しずつ変えて三姉妹でお揃いにしたそうです。帯の柄が上手く活かされた作品ですね。