2月8日(日)に新宿の正受院で行われた針供養に清水とき学校長と本校和裁講師そして和裁を習う生徒が参加しました。
針供養とは折れたり錆びたりして使えなくなった針を豆腐やこんにゃくに刺して供養する儀式で、関東では主に2月8日の事始めの日に行われます。
この日はあいにくの雨模様で儀式は全て堂内にて行われました。
持ち込まれた針はこのように豆腐に刺して供養します。最後に豆腐やこんにゃくに針を刺すのは今まで布などを縫うために酷使され、折れてしまったり錆びてしまった針を最後に労(いた)わるという意味でやわらかい豆腐やこんにゃくに刺すそうです。日本人の「ものに感謝する気持ち」がよく表れた行事ですね。
正受院の針供養は当日は雨にもかかわらず大勢の人たちでにぎわっていました。院内では甘酒などのふるまいもあります。
清水学校長も和裁士会の方々と共に参列しました。
雨の中参加した本校和裁講師と生徒の皆様もお疲れ様でした。針供養は針を労わる行事であると共に、裁縫の上達を祈願する行事でもあります。講師の先生方も生徒達がもっともっと和裁が上手くなりますようにお願いしたそうです。