専門学校 清水とき・きものアカデミア専門学校 清水とき・きものアカデミア

各教科担当講師からのメッセージ
(学園からのお知らせ)

更新日:2020年4月16日
カテゴリ: 清水学園ニュース

清水学園の生徒の皆様へ

今日は休校中でお会いできない生徒の皆様に各教科を受け持っている講師の先生方からのメッセージをお送りいたします。

一日も早くお会いできる日を教職員一同心より待ち望んでおります。

 

【和裁担当の先生より】

宮﨑一江(和裁担当講師)

生徒の皆様は今どのようにお過ごしでしょうか。入学式、進級式が延期となり、長い休校になってしましました。

皆様の描いた人生設計、夢などがたくさん先送りになってしまった感があります。

その分、この期間をチャンスに変えて、蓄えて、膨らませて、大きくなっていきましょう。

一年生の皆様には自宅学習1回目としてテキスト第1巻とサブテキストをお渡しいたしました。もうご一読いただけましたでしょうか。まだ分からなくても大丈夫です。むずかしくお考えにならないように。

自宅学習の2回目として、和裁に入る前に知っておいていただきたい知識を理解していただくために、簡単なテストをお送りいたします。全て教科書の範囲内の問題です。このテストは理解することが目的で、評価対象ではありません。教科書を見ながら解いていただいても結構です。

この試験は4月17日に発送する教材の中に入っている清書ノートの1ページ目にとじておいていただきます。ノートは理解を深めるために丁寧に作り上げて下さい。

何事もなく、正常な社会であれば、今頃授業が始まっている頃ですが、大丈夫です。遅れは取り戻せますので、ゆっくりと学習を進めて下さい。

二年生の皆様のカリキュラムは一年生の延長線上のカリキュラムになっています。一年生で東京商工会議所和裁検定の4級に合格しましたが、二年生は袷を縫う3級に挑戦します。3級は実技、筆記に加えて部分縫いが加わります。試験対策の講習会もあります。

指示の通り自分のペースで時間割を作ってみてはいかがでしょうか。お手持ちの問題集を少しずつ読んでおくといい結果につながると思います。

この機会に少し遅れていると感じているところや挑戦したかった作品の準備など、このチャンスに自宅でできることを一つでも多く頑張ってみましょう。

きものプロ科一年生の方々はすでに基本は修得していますので、カリキュラムは基本を踏まえて応用編と上級編になります。

東商和裁検定の昨年合格した級の一つ上の級の合格を目標として、しっかりと独り立ちできるようになりましょう。

きものプロ科二年生は東商和裁検定2級合格は必須です。4年目の集大成として自信を持って社会に巣立っていただきたいと思っています。

 

草川重良(和裁担当講師)

こんにちは。本校で和裁の指導をしている草川です。

世界中が大変な世の中に直面しています。特に新入生の皆様は入学式もまだできない状態で、さぞかし困惑のことと思います。私も今年の一年生を受け持つ予定になっていますが、まだ皆様のお顔を拝見していないので困っています。早く皆さんと元気に和裁の勉強をしたいと思っています。

皆さんが選んだ清水学園は、東京、いや日本中探してもまず無いと言っていいほど和の文化をいろいろと教えてくれる学園です。

私も理事長先生に頼まれて丸5年になりますが、素晴らしいそれぞれの分野の専門の先生が優しく丁寧に指導している学園です。

早く世の中が落ち着き、皆さんとお勉強ができるようになる日を楽しみにしております。

ではくれぐれもお身体ご自愛下さい。お会いできる日を楽しみにしています。

 

小久保美明(和裁担当講師)

皆様こんにちは。きものプロ科で和裁を担当する小久保です。

きものプロ科の生徒さんは一日30分の運針練習を欠かさず行いましょう。運針は全ての和裁の基礎です。

そして昨年の検定試験で学んだ各種部分縫いをしっかりとマスターしましょう。

和裁の上達の早道は「同じことの繰り返し」です。時間があればその他の部分縫いにも挑戦して下さい。

 

林照子(和裁・日本刺繍担当講師)

本校で和裁と日本刺繍を担当しております林です。

新入生、在校生の皆様にとりましては長い春休みになってしまいましたが、少しずつでも構いませんので自宅で学習できることから進んでみましょう。

和裁や日本刺繍に関するいろいろな本を読んで見聞を広めるのもよいでしょう。

5月11日の入学式、始業式に元気なお顔を見せて下さい。楽しみにしております。

別科の和裁、日本刺繍受講中の皆様もしばらく学校がお休みになり、お目にかかることができておりませんが、できる範囲で結構ですので、お家でお勉強を楽しんでみて下さい。

5月12日から別科授業も再開いたします。また皆様にお会いできることを楽しみにしております。

 

河合美津子(夜間部和裁担当講師)

皆様こんにちは。世の中が大変なことになっておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

四月の入学式、進級式も延期になってしまい、お仕事の方もお休みになったり、自宅でのお仕事となった方もいらっしゃると思います。

約1か月間の自宅学習となり、学校でお目にかかれませんが、新一年生の方にはテキストの一部が送られていると思います。また二年生、三年生の方々にはそれぞれ課題を出してありますので、できるだけ取り組んでみましょう。

では皆様にお目にかかれるまでお身体に気をつけてお過ごし下さいますように。

 

【着装担当の先生より】

寺屋美代子(着装担当講師)

皆様こんにちは。きものプロ科と別科の着装を担当しております寺屋と申します。

新型コロナウイルスが世界中に蔓延して、日本も大変なことになっております。生徒の皆様もお家で何をしていいのか分からない状況だとお察しいたします。

在校生の生徒さんは今まで修得してきた着付け、帯結びを復習して、先に進んで練習したい方は教科書の「帯結び百選」で練習して写真に撮り、学校が始まりましたら先生方に見せて下さい。

上級クラスの生徒さんは帯結びを研究して創作帯結びを考えてみて下さい。きっと帯結びの楽しさを再認識できると思います。

新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。新入生の皆様はまだ何をしていいのか分からないと思いますが、学校が始まりましたら私たちが懇切丁寧にご指導いたしますので楽しみに待っていて下さい。

本校の先生方は皆様にお会いできることを心よりお待ちしております。

今は新型コロナウイルスに負けないで打ち勝っていくことが大切です。一人一人が自覚を持って自分の為、家族の為、周囲の人達の為に自粛を心掛けるよう気をつけながら頑張って下さい。

 

河内美津子(着装担当講師)

こんにちは!着装担当講師の河内です。長い春休みになってしまいましたね。身体を動かしていますか?一度くらいきものを手にしてみましたか?

新入生の皆様は先にお送りしたテキストを使ってゆかたを着てみましたか?

着装はまず衣紋の抜き具合、衿の合わせ方、そして着丈ですよ。

第一腰紐はしっかりと結びます(二度がけ)。

胸紐はほんのちょっとゆるめに結びます。

おはしょりはすっきりと一重にして下さい。

ここまでは大丈夫ですか?着付けられましたか?

では帯を巻きましょう。半幅帯で自由にアレンジ(創作)してみましょう。羽根は何枚でもOKです。

結べたら写メを撮ったりイラストにしてみましょう。そして新学期にみんなで見せ合いましょう。楽しみにしています。

新入生の皆様は文庫結びを結べましたか?

在校生の皆様は半衿つけはマスターできましたか?できた人は洗濯をして半じゅばんに付けてきて下さい。アイロンかけを忘れずに!新学期が始まったらチェックしますよ。

一日でも早く皆様の元気なお顔を拝見したいです。私も、茂木、山崎両先生も待っています!

それまでお身体に気をつけてお過ごし下さい。

 

【手芸担当の先生より】

北嶋昌恵(手芸担当講師)

きもの芸術科で手芸を担当している北嶋です。長く続いている現状にいら立ったり、気持ちが沈んでしまっている方もいらっしゃると思いますが、授業が再開されたら楽しい日々が訪れることを信じて、命を守るべき行動を第一に、見えない敵に打ち勝てるよう頑張りましょう。

一日も早く事態が収束し、皆様が学習できる環境を取り戻し、笑顔でお会いできる日を楽しみにしております。

私たちは一人じゃない!

 

【染色担当の先生より】

高橋良昭(染色(友禅染)担当講師)

専門課程きもの芸術科、別科友禅コース担当の高橋です。

政府の非常事態宣言により入学および進級が延期になり待機中の今、不安な日々を過ごされていることと思います。

きもの芸術科の友禅は最終的に染帯を完成させることを目標にしておりますが、今この時期に自分の作りたいもの、欲しいもののアイデア(デザイン)を考えてみて下さい。

作品を制作する上で大切なことは作業よりデザインです。

授業を開始しましたら、希望する作品ができるよう、こちらも努力いたします。

一刻も早くコロナウイルスの感染拡大が収束することを願い、皆様とお会いできる日を楽しみにしています。

今後も不要不急の外出をしない、手洗い、うがい、消毒を守り、お身体ご自愛下さい。

 

眞城真紀子(染色(絞り染)担当講師)

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。在校生の皆さん、ご進級おめでとうございます。

新型コロナウイルスの影響で先の見えない毎日ですが、この機会を利用してインターネットなどで絞りの歴史や古い作品などを調べてみてはいかがでしょうか。

皆さんと絞り染の魅力や創造性について学び合うことができる日を心待ちにしています。