３月２０日（金）に本校専門課程及び別科の卒業式と春期きもの大学が開催されました。
専門課程の卒業証書授与、別科課程の卒業賞授与並びに各資格認定証の授与が行われた後、午前中の特別講義としてポーラ文化研究所の村田孝子先生による「日本髪の歴史」と題した講演が行われました。
村田先生には古代から江戸期までの結髪の歴史をスライドを交えて分かりやすくお話ししていただきました。
お昼の休息を挟んで午後は専門課程、別科の生徒による作品発表会からスタートです。
まずは着装火曜クラスから。
三味線も登場です。着装火曜クラスの生徒さんは芸達者な方が多くて楽しそうです。
着装木曜クラスもいつもにぎやかで明るい雰囲気です。ステージでもその雰囲気が発揮されています。
着装木曜クラスによる着装のデモンストレーションも行われました。モデルになったのは本校生徒で２０１４年度東京きものの女王の加藤さんです。
専門課程・きもの芸術科のステージです。着付けやスタイリングも各自で工夫しています。
自分で縫ったきものと自分で考えた創作帯結びで登場です。２年間の集大成ですね。
清水学校長も生徒たちの成長に目を細めながら楽しそうにステージを見ています。
作品発表会の後は特別講義その２として金春流能楽師の山井綱雄先生による「能装束について」と題した講演が行われました。
山井先生には能装束の歴史だけではなく能の所作や日本文化の精神についても興味深いお話しをしていただきました。
山井先生は日本のみならず海外での公演も行い、日本文化の海外普及に尽力していらっしゃいます。来年度は授業の一環として山井先生の舞台を鑑賞に行く予定です。
