10月19日(金)に毎年恒例の産地研修旅行に教職員と生徒さん達が行ってきました。
今年の訪問先は北陸随一のきもの産地・新潟県十日町です。
朝東京を出発し、10時半に越後湯沢に到着。そこからバスで十日町に向かいました。
まずは道の駅(クロステン)に立ち寄りました。
室内には巨大な吊るし雛が飾られていました。
新潟らしくトキもいます。
建物の中にはいろいろなテナントが入っています。
再びバスに乗り込み、小嶋屋さんで昼食です。名物のおそばなどをいただきました。
昼食後、十日町随一の規模を誇る染織工房を所有する「吉澤織物」を見学させていただきました。
吉澤織物では吉澤武彦社長に十日町のきものについて等お話をしていただきました。
続いて大きな友禅工房の中を見学させていただきました。作業は全て工場の中で行われています。
広い工房の中では職人の方々の手によって何反もの生地の染付が行われています。
生徒さん達も熱心に説明を受けながら見学しています。
水元などの作業も全て工房の中で行われていました。
工房内では十日町友禅だけではなく、明石縮などの織物も生産しています。
織物についても詳しく丁寧に説明していただきました。
続いて完成したきものが展示してある「きもの絵巻館」を見学しました。広い畳の展示室には振袖などのきものが所狭しと展示してあります。
きものが好きなら一日中でもいたくなるような所ですね。
こちらでも丁寧に作品についてお話をしていただきました。
もちろん伝統工芸作家である七代目吉澤与市氏の作品も展示してあります。
最後は販売コーナーでお買い物です。これも見学の楽しみの一つですよね。
かわいい小物もたくさん展示販売していました。
ここで皆で記念写真を撮りました。
最後に「北越雪譜」の著者として有名な鈴木牧之の名からつけた牧之通り(塩沢宿)を散策してこの日の日程は終了です。
ここからは自由行動なので、越後湯沢から列車に乗って帰る人、一泊して翌日も湯沢や十日町を観光して帰るグループに分かれました。2年生のグループは皆古民家を改築した宿に宿泊したそうです。楽しい思い出はできましたか?
最後になりましたが今回の研修旅行で吉澤織物の吉澤社長様をはじめ、スタッフの皆様には本当にお世話になりました。心から感謝申し上げます。
本校ではこのように毎年きものの産地を訪ねる研修旅行を行っています。来年度本校に入学される生徒の皆様もぜひお楽しみに。