前回のブログに引き続き今回も卒業生の作品をご紹介いたします。
本校きもの芸術科卒業生で、現在東京手描き友禅の伝統工芸士である飯島武文先生のもとで修業中の齋野栞実さんの作品を2点ご紹介いたします。
今回は齋野さんが染めた帯を応援の意味を込めて購入した着装の先生方が実際に齋野さんの作品を締めたところを撮影させていただきました。早速ご覧いただきましょう。
まず最初の作品です。

太鼓柄は砂漠を往く東方の三賢者(三博士)でしょうか。先生のリクエストだそうです。

前柄はこのようになっています。

葡萄の柄は礼拝に用いる葡萄酒になぞらえているのでしょうか。素敵ですね。

そしてもう一つの齋野さんの作品はこちらです。

こちらは雪の結晶がモチーフになっています。この時期にぴったりな模様ですね。

前柄はこのようになっています。

直線的な雪の結晶と共に描かれた蔓の曲線が作品全体をソフトな感じに仕上げています。齋野さんのセンスが光りますね。

本校では卒業生の活動を可能な限り応援しています。齋野さんも未来の友禅作家、伝統工芸士となるべく日々努力を積み重ねています。齋野さんのこれからの活躍にぜひご注目下さい!