9月18日、19日の両日に東京商工会議所和裁検定試験が開催されました。本校は毎年試験会場の一つに指定され、本校の生徒さん達は普段通っている自分の学校でこの検定試験を受験することができます。
東商の和裁検定は本校で受験資格を取得できる試験の中でも重要な試験の一つです。専門課程のきもの芸術科、きもの技術科、きものプロ科を中心に、今年も大勢の生徒さん達が合格目指して試験にチャレンジしました。
こちらは4級試験会場の様子です。1年生にとっては初めての大きな試験となります。
こちらは3級・2級の会場です。普段の和やかな雰囲気の教室と異なり、ピッと張りつめた空気の中に緊張感が漂っていますね。
2級の試験は二日間にわたって開催されるので、翌日も午前、午後と試験が行われました。
試験の結果は10月7日に発表となります。
試験である以上、結果を出すということは大切ですが、それ以上に「合格に向かって全力で努力をすること」が大切だと思います。
放課後に先生方の指導を受けたり、自宅で練習したりと目標に向かって努力を重ねたことは今すぐに結果は出なくても、これからの人生の中できっと大きな自分を動かす「自信」となって表れてくることでしょう。
できないからと言って合格を目指すことをあきらめることはとても簡単です。努力をしないことはもっと簡単です。
先生方は技術や知識を教えることはできますが、努力をすることの尊さは自分で会得するしかありません。
目標に向かって今自分ができる限りの努力をするということを経験することは、とても大切なことだと思います。本校がこの和裁検定をはじめ、生徒さんに各種検定試験にチャレンジしていただくのは、「目標に向かって努力をすることの大切さ」を学んでいただきたいからというのが一番の理由です。
努力をしたことが長い人生の中でもし思い通りにいかない時や、物事が上手くいかない時に、「あの時あれだけ頑張ったんだから、私はもっと頑張れる!何でもできる!」という気持ちを維持するための原動力になってくれれば、学園としてこれほど指導冥利につきる嬉しいことはありません。
10月7日には結果が届きますが、その結果を踏まえて更に精進していただければと願っています。
生徒の皆様に良い結果が届きますように。