本日8日に本校8F記念ホールにて針供養の儀を行いました。針供養は日ごろ和裁でお世話になっている針が折れたり曲がったりしたものを供養するための儀式です。
例年なら新宿の正受院というお寺で行っているのですが、今年は本校で行いました。以前は本校で針供養を行っていたので、元の形に戻った感じです。
毎年正受院で針供養を行う時に本校の生徒さん達が手古舞や花見堂行列の衣装を着てお手伝いしているのですが、今回正受院では衣装は使わないということでしたので、衣装を貸していただきました。
先ずは生徒さん達がお世話になった折れ針を豆腐に刺していきます。豆腐に刺すのはそれまで硬い生地を縫うために頑張ってくれた針をいたわるために最後に柔らかい豆腐に刺してねぎらうためだそうです。地域によってはこんにゃくに刺すところもあります。
続いて本校の近くにある金王八幡社からお越しいただいた神主様による針供養の儀式が行われました。
最後にお榊をお供えして針供養の儀は終了です。
式の後、神主様から昔この学校で針供養を行った時のお話などを聞かせていただきました。
最後に参加者全員で記念写真を撮りました。
和裁の技術を向上に一役買ってくれて、役目を終えた針に感謝する気持ちは大切にしたいですね。