本日はきもの技術科2年の生徒さん達が仕立てた作品をご紹介いたします。
それではまず最初の作品をご覧いただきます。自分の成人式用に仕立てた辻が花絞りの振袖です。

辻が花絞りの色鮮やかな振袖です。今年は2年生の間で辻が花絞りの着物が流行っているのでしょうか。例年より辻が花の作品が多いような気がします(笑)



八掛の桜色が濃い表地の色と対比的でそれがこのきものの良さを引き立てています。いいチョイスですね。

こちらの生徒さんは今日この振袖用の長襦袢も縫っていました。あと少しで完成だそうですので、明後日の前撮りに何とか間に合いそうです。
来年成人式をむかえる女性はたくさんいると思いますが、自分の成人式で着る振袖を自分で仕立てる二十歳の女性はなかなか貴重な存在ではないでしょうか。
この振袖を仕立てた生徒さんは少し長めに仕立てたので、私が着たら次に従妹も着てくれるといいなと言っていました。そうやって受け継いでいけるのもきものの良さですね。
それでは続いての生徒さんの作品です。こちらの生徒さんは袷の女物羽織を仕立てました。

ポリエステル地のきもの地でしたが、色柄が派手なので羽織にしたそうです。

羽織の前後の身頃の間につけるこの部分を「まち」と言います。上手く仕立ててありますね。

この衿からちょこっと出ている輪のことを「乳(ち)」と言います。これに鐶(かん)というS字状の金具をひっかけて羽織紐をつけます。


きもの技術科の生徒さん達も順調に課題をこなしているようです。