6月24日(日)に本校8F記念ホールにて2018年夏期きもの大学を開催いたしました。
今回の講座では特別講師として絞り染作家で本校でも専門課程の絞り染の授業で指導を行っている眞城亜紀子先生と、長唄松永流名取の松永鉄駒先生、松永鉄六先生をお招きし、眞城先生には「日本の伝統技術・絞り染」という題で、松永先生には「伝統の粋・長唄の基礎知識」という題でそれぞれ講義をしていただきました。
まず午前の部は眞城先生の講義です。眞城先生はご自身の作品が今年度の国展に入選されるなど、絞り染の世界で活躍されていらっしゃる作家のお一人です。
当日は絞り染の基本的な知識から50種類以上ある絞り染の種類の解説を中心に講義を行っていただきました。
当日眞城先生には絞り染に関するたくさんの資料をお持ちいただきました。
講義の後半では受講生の方々が自分で糸を切って開いていただく体験学習も行いました。
作品を解説する眞城先生
絞り染の糸解きは現在眞城先生に絞り染を習っているきもの芸術科1年の生徒さん達にも手伝っていただきました。
続いて午後の講義は松永鉄駒先生と松永鉄六先生です。お二人には長唄の発生や種類、演奏形態と、三味線の変遷や種類、演奏方法などについて詳しく講義をしていただきました。
松永鉄六先生(左)と松永鉄駒先生(右)
三味線の構造についても教えていただきました。
お二人の演奏を真剣なまなざしで聴く生徒さん達
当日は三味線もお持参いただき、きものにゆかりのある「越後獅子」など数曲を講義の合間に披露していただきました。
講義中は先生方の演奏解説に生徒たちの感嘆の声があがったり、先生方の軽妙洒脱な説明に笑いも起きるなど、たいへん和やかな雰囲気の中で講義は進んでいきました。
途中で生徒さんに三味線弾きを体験させていただく一幕もありました。
講義終了後も大勢の生徒さん達が三味線等について質問していました。
眞城先生、松永鉄駒先生、松永鉄六先生、貴重なご講義をありがとうございました。
松永鉄駒先生、松永鉄六先生はコンビで「スクイーズ☆ハジキーズ」としてもご活躍されています。
7月16日(月・祝)にはお江戸日本橋亭でライブも開催されます。ご興味のある方はぜひ足をお運び下さい。その他のお二方の情報に関しましては下記のブログ(アメブロ)をご参照下さい。
松永鉄六先生のブログ「朝の六つから日の暮るるまで」はこちら。
松永鉄駒先生のブログ「瓢箪から駒」はこちら。