本日は前回の続きで3月20日に行われた生徒作品発表会の様子をご覧いただきます。
専門課程昼間部のきもの芸術科・きもの技術科の1年・2年に続き、専門課程夜間部のきもの芸術科・きもの技術科と別科夜間部の合同クラスのショーをご覧いただきます。
自分で染めたり仕立てたりしたきものや帯を中心にした作品で登場です。
自分で染めた絞り染の片身替わりのきものです。
こちらも先日ブログでご紹介した作品です。
着付けも自分で行いました。
ステージの最後にはサプライズで清水先生に花束のプレゼントもありました。
働きながら夜学校に通うということはなかなか簡単にできる事ではないかもしれませんが、皆さん真摯に授業に取り組み、作品を制作し、技術を磨いてきました。そのひたむきな努力はきっと今後の人生の糧(かて)となることでしょう。技術と知識は身につけてしまえばあとは一生自分のものとなります。卒業される生徒さん達にとってこの学校で学んだことがこれからの人生の中で活かされていくことを願っています。
さて続いては木曜日のきもの着装講座のクラスです。生徒さん達は一工夫した着こなしや帯結びを披露してくれました。
ボディを使用した実演もありました。
こちらはきものをドレス風にアレンジしたものです。発想の豊かさを感じられます。
きものを着ることの楽しさが伝わってくるステージでした。
さてステージ紹介の最後を飾るのは、きものプロ科と火曜日の着装講座クラスの合同クラスによるショーです。
「嫁ぐ日に」をテーマに花嫁を中心とした家族のきもの姿を披露してくれました。
演出でステージにはご本人だけでなく、生徒さん達のご家族の方々にもご登場いただきました。
こちらは火曜着装クラスの生徒さんのお嬢さんだそうです。もちろん着付けは生徒さんが行いました。
そしてメインの花嫁さんの登場です。モデルになったのは今日で卒業するきものプロ科の生徒さんで、花嫁衣装も自分で仕立てたものです。
写真ではちょっと分かりづらいのですが、打掛の刺繍も自分でほどこしたものでだそうです。
最後に全員そろってポーズを決めてました。この生徒さんもいつか本当に花嫁衣装を着て嫁ぐ日が来ることでしょう。その時に今日の日のことをちょっと思い出してくれればと願っています。
清水学校長と来賓の井出社会通信教育協会会長もお孫さんの晴れ姿を見るような目で見守っています。
毎年趣向を凝らしたステージを繰り広げてくれる生徒さん達ですが、今年も例年に負けないステージングを披露してくれました。
卒業される生徒さん達にとってこの日がいつまでも良き思い出となりますよう、また次学年に進級する生徒さん達が来年の発表会で今年以上の成果を披露してくれることを願っております。