東京に春一番が吹き、少しずつ春の気配が街中にもただよってきました。
本日は卒業を間近に控えたきもの芸術科夜間部3年生の生徒さんの作品をご紹介いたします。
文様の染付と刺繍と仕立てを自分で施した付け下げです。
写真では黒に見えるかもしれませんが、濃いこげ茶の付け下げになっています。
裾や袖、胸の華紋には刺繍が施してあります。
刺繍を加えることによって文様が引き立っていますね。
裾裏にもきちんと文様が入っています。
染付と刺繍、仕立てを合わせて6カ月以上かかった力作です。3年間の集大成といえる作品ですね。
仕事をしながら毎日学校に通うのは大変なことだったと思いますが、こうしてその努力が作品となって結実していることは本校としても嬉しく思っております。
世界でたった一つだけのオリジナルデザインの付け下げですので、卒業した後も大切に着てもらえればと思います。
今週末は入学希望者を対象とした絞り染めの体験学習を行います。当日は絞り染めの技法でトートバッグを染めます。
皆様も本校でオリジナル作品の制作にチャレンジしてみませんか。ご参加お待ちしております。
お申込みはこちらからどうぞ。