本校は3月16日(土)に専門課程の卒業式ならびに専門課程及び別科の認定証授与式を挙行いたしました。
卒業される生徒さん達は本校に入学した日から和裁、着装、染色、日本刺繍などの技術を習得するため日々努力と研鑽を重ね、この日を迎えることができました。
在学中には嬉しいこと、楽しいことばかりでなく、時には思うようにならなかったことも、上手くいかないこともあったと思いますが、皆さんそれぞれ真剣に日本の伝統文化である「きもの」に関する技術や知識を真摯に学び、それを自分のものとしたことは後々まで誇れるべきことだと思います。
3学期後半になり、生徒達が袴を縫い始めると、そろそろ卒業を迎えるシーズンだなと感慨深くなりますが、自分で仕立てたきものや袴で晴れ晴れとした表情で壇上に登り、卒業証書を受け取る姿はいつ見ても胸が熱くなります。
またこの日は専門課程の卒業証書授与に加え、別科の認定証授与式も行われました。
この他卒業・進級作品発表会で優秀な作品とみなされた作品を制作した生徒さん達に賞状が贈られました。
卒業制作作品は今後このブログと学園のTwitterでご紹介していますので、ぜひそちらもご覧下さい。
ご来賓いただきました(一財)社会通信教育協会・井出久会長よりご祝辞をいただきました。
式典の最後には校歌斉唱を行いました。卒業生は本校で歌う最後の校歌斉唱です。
また式の最後に今年度をもって退職されるお二人の先生への感謝状と花束の贈呈も行いました。宮﨑先生、柴田先生長い間ありがとうございました。
最後は恒例の後輩から卒業生への記念品と花の贈呈と、季刊誌『美しいキモノ』で長年女優さんやモデルさんの写真を撮影されていらっしゃるプロカメラマンの宮川久先生による全体の記念写真と個々の写真を撮って式典は終了いたしました。
卒業生の皆様、ご卒業本当におめでとうございます。
これからは社会人一年生として社会に出て活躍される方、きものプロ科や別科に進学して更に技術を磨いていく方など一人一人それぞれの道を歩むことになりますが、どうか身体に気をつけて自分の信じた道を歩んでいただければと教職員一同願っております。
この学校は永遠に皆様の母校です。いつでも遊びに来て成長した姿を見せて下さい。
本校からの最後のメッセージです。
「この学校を選んでくれてありがとうございました。皆様の前途に未来に続く光り輝く道が続いていることを心から願っております。またいつかお会いしましょう」