卒業まであと一週間。そろそろ最後の作品が完成に向かっています。
今日はきもの芸術科2年の生徒さんの手描き友禅の名古屋帯が完成しましたのでご紹介いたします。
蔦の葉にネコの文様になっています。デザイン、地の色、そして帯の仕立ても全て一人でこなした作品です。2年前に一心不乱に基礎縫いをしていた生徒さんが2年の月日を経て帯やきものを仕立てられるようになることは、毎年のことながら感慨深いものがあります。
キラキラ光ってみえるところは金彩といって金粉を溶いたもので描いています。これが入ることによって作品にグッと深みが出ましたね。
あえてネコが向こうを向いているところもポイントでしょうか。
垂れの部分の模様は帯を結ぶとこのようにつながります。
こちらはきもの芸術科の1年生が自分で染めた浴衣地をソーピング(布に色を定着させる工程)をほどこしているところです。こちらも乾いてからゆかたに仕立てると完成です。
別の生徒さんが一足早くソーピングした作品を干しています。奥に見えるのは上の写真の生徒さんが作っている染め帯です。こちらも完成が楽しみですね。